理事長所信

TOP MESSAGE
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「はじめに」

 私はこの地域に生まれ育ち青年となった頃、このまちの未来のために何かできないかと模索していました。その中で吉川青年会議所と出会い、この地域に対して行っている活動に多くの共感を得て入会に至りました。明確な入会動機を持って入会したつもりでしたが、現役メンバーや諸先輩方がこの地域において、いかに尽力されてきたかを知り、強い刺激と勇気を受け取ることができました。入会当初と比べてさらに目的が明確となり、地域の活動に活かすことができ、自分自身が大きく成長できたと感じております。

 吉川青年会議所の成り立ちを振り返ると1979年に「青年としての義務と責任を自覚し、友情を深めつつ、強く刺激し合い、未来への無限の可能性を追求し、新しい時代の担手として、失敗を恐れる事なく、積極果敢に行動し、住み良い豊かな社会づくり」を目的として設立されました。そして昭和、平成、令和と変化する時代ごとに、明るい豊かな社会に向けて行動し、様々な運動を行ってきました。

 2020年以降、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい、我々の住む日本でも生活様式や価値観が変化し、私たちが住む吉川・松伏地域でも、多くの機会が失われてしまいました。しかし、こんな時代だからこそ社会の変化や新しい価値観に対応した、明るく豊かで持続可能なまちづくりを創造していかなければなりません。

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「スローガンに込めた想い」

 未来とは今この瞬間から続いていく価値のある日常であると定義します。その中で我々吉川青年会議所が行う様々な運動は、このまちの未来への投資とならなくてはいけません。

 過去に吉川青年会議所が行った事業において、現在は地域へと根付くことができたものもございます。今後も吉川青年会議所の行う運動の一つ一つが未来への投資となり、地域の人々の意識や仕組みを変革するようなものとならなくてはなりません。

 2023年度は、あらゆる運動を「このまちの未来のために」を起点とし、スローガンとして掲げJC運動に邁進してまいります。

「子どもたちの未来を創る」

 豊かなまちの未来を想像してみると、子どもたちの笑顔が多い地域に、より明るい未来が訪れるのではないでしょうか。子どもたちは地域の財産であり、明るい豊かな未来を作る多くの役割を担っています。無限の可能性を持つ子どもたちのために、明るい未来を創造する責任が我々にはあります。

 さまざまな可能性を持つ子どもたちのために、学校や家庭では得ることができない機会を提供することで、子どもたちの未来へと繋げることができるのではないでしょうか。

 子どもたちに様々な体験をしてもらい、体験を通し子どもたちが未来を創造するための一助となる事業を実施してまいります。

「笑顔があふれるまちづくり」

 子どもたちにとって価値ある未来を創造するためには、子どもたちを育てる地域の人々も笑顔でなくてはなりません。しかし、そのような人々が抱える地域課題は、ライフスタイルの多様化や地域コミュニティの希薄化により、複雑化しています。

 子どもたちを育てる環境や地域をより良いものとするため、我々が主体となり地域の方々と共に地域課題を丁寧に発掘し、地域が連携し協働していく事が重要であると考えます。

 子どもたちを育てる地域の人々と共に考え行動し、我々を含めた地域の人々が共感・共鳴となる事業を実施してまいります。

「強くしなやかな組織運営」

 吉川青年会議所45年の歴史の中で多くの運動を行ってきた組織ですが、現状に満足せず、より良い組織とならなくてはなりません。これまでの歴史の中で積み上げられた知識や仕組みを、周年という節目を以て改めて振り返り、より良い形として未来へと残していく必要があります。知識や仕組みを有形の資産とすることは、未来の吉川青年会議所会員たちへの力となるのではないでしょうか。

 また、組織としてICTやAIなどのデジタル技術を積極的に活用し組織運営を変えていくことで、様々な業務が効率化され、メンバー各々がより運動に集中できます。

 SDGsを推進する団体として、持続可能な組織として存続していくためにも、今までの組織のあり方に拘ることなく、これまでの45年の歴史と時代に即した効率の追求から生まれる強くしなやかな組織運営を推進してまいります。

「輝く個性を持った人材の育成と発掘」

 吉川青年会議所は国籍や信仰に関わらず、入会資格を持った青年であれば誰でも入会できます。D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)が重要となってきている現代において、自己や他己を知ることはとても重要です。「自分を知り他人を知る、そしてその差を知り成長へと繋げる。」メンバー各々が多様性を尊重し自身への成長の場としていただきたいと思います。

 またこの地域を明るい豊かなものとするため、輝く個性を持つ人材を積極的に発掘し、共に歩むことができるメンバーを育てていきます。

「ブランディングとプロモーション」

 吉川青年会議所の活動をより価値のあるものとし、地域の方々に認知してもらうため、組織のブランディングと時代に即した広報が必要であると考えます。ただ情報を発信するだけでなく、我々の価値や有益性を地域に伝えることをプロモーションする戦略が必要です。

 吉川青年会議所というブランドの価値を、メンバーと共に議論した上で正しく定義し、事業や日々の活動一つ一つをコンテンツとして充実させ、SNSや紙媒体、動画など用途に合わせた媒体を選定し地域に向けて戦略的、効果的に発信していきます。

「45周年を迎え、5年後の吉川青年会議所へ」

 諸先輩方や地域の皆様への感謝を胸に刻み、吉川青年会議所は45周年という一つの節目を迎えます。これまでの5年間を振り返り、我々が地域に行ってきた事業や運動についての検証を行い、活動の軌跡を振り返るとともに45周年式典を行います。そして、50周年にむけた中期ビジョンの策定を行い、これからの吉川青年会議所の進むべき新たな方向性を発信していきます。

「結びに」

 第45代理事長という貴重な機会を与えていただきました皆様に心より感謝をし、地域のために全力で挑戦していきます。挑戦をすることで時に困難や苦難があるかもしれません。思い悩み迷うこともあるかもしれません。しかし、私たちは一人ではありません。メンバーと共に悩み、歩み、成長することができると信じています。

 我々の活動地域である、吉川市、松伏町は、人口分布や成長のあり方が異なる2つの地域です。それぞれの地域で課題や問題は異なりますが、丁寧に問題を発掘し、このまちの未来にとって我々吉川青年会議所が、どのような運動ができるのかを考えていかなければなりません。そして様々な課題をメンバーや地域の方々と共に乗り越え、この地域により良い変化をもたらし明るい豊かな価値のある未来を創造していきます。

子どもたちの未来のために
笑顔あふれる人々のために

私たちの愛する「このまちの未来のために」共に行動していきましょう。

「事業計画」

・子どもたちの明るい未来を創造する事業

・笑顔があふれるまちづくり事業

・45周年記念式典及び記念事業の開催

・100%拡大 会員数14名の達成