理事長所信

TOP MESSAGE
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「はじめに」

 1979年、吉川青年会議所がこの吉川・松伏地域に設立され、まちの発展を願い続いてきた運動はこの地域に様々な価値を生んでまいりました。しかし近年、新型コロナウイルスの影響で、社会を取り巻く環境は大きく変わり、私たち青年会議所も諸会議や例会をオンラインで開催する、人数を制限するなど手法を変えて活動せざるを得なくなりました。人生の舵を取ることが難しいこの時代に、青年会議所運動を行う意義は何なのか。その問いに私は「青年会議所は他を想う団体であり、この団体の運動が社会を変革できる人の育成に繋がり、その結果として自分自身の人間性を高められること」と答えます。人の想いが周りの人の心を動かし、大きな力となることで運動の発信に繋がります。そのためには何事にも真剣に取り組むことが必要です。この地域に住む人々の希望を豊かにし、未来の幸せに寄与するため、地域の課題と向き合い解決方法を模索し、それぞれの想いを丁寧に形にしていくことが重要だと考え、組織として一つとなり活動してまいります。人とまちを想い続いてきた私たちの運動は、このような時代においても、ピンチをチャンスに変え成長し発展します。

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「ひとづくり」

 今年度、吉川青年会議所は入会期間の短いメンバーが多く、経験するあらゆることが私たちにとって実りになり、力となるでしょう。しかし、そこに自分自身の主体性がなければ、その成長は遅くなってしまいます。青年会議所とは何をする団体なのかを学び、自分自身で考え答えを導き出すことが、それぞれの成長に繋がっていくと確信しております。フレッシュなメンバーだからこそ、若く純粋な思いを持って運動に携わり、未知に向かって果敢に挑戦することで、吉川・松伏地域に住む青年として、地域の発展について考えられる人を育成します。さらに、私たち一人一人の成長と同時に、地域に向けて熱い想いを持った人を巻き込み、会員の拡大にも力を注ぎこの運動を広げてまいります。

「まちづくり」

 コロナ禍により、世界中の国々であらゆる世代の人々が影響を受けました。私たちの活動する吉川・松伏地域においても人と交流する機会が少なくなった、活動する規模を小さくしているなどの声を耳にします。しかし、そのような状況で力を発揮できるのは、柔軟な発想と行動力を持つ青年会議所ではないでしょうか。まちの活気はそこに住む人たちの生き生きとした姿が映し出されたものです。私たちが発信する運動はまちを活気付け、未来に夢と希望を残していく運動でなければなりません。この地域の様々な団体と協力をして、コロナ禍で交流しづらくなった方々が再び活動できるような機会を創造し、この地域に笑顔があふれるような事業を展開してまいります。その笑顔の先にある子どもから大人まで安心してこの地域で暮らすことのできるまちを目指します。

「想いが伝わる組織づくり」

 私はこの一年間を通し、吉川青年会議所をメンバー同士が夢を語れる組織にしていきたいと考えています。それぞれ抱える仕事や家庭の時間を割いて活動することは、時につらくなる時もあるでしょう。しかしそれ以上に、同じゴールを目指しお互いを励まし合い全力で走ることで、何事にも代えがたい絆を生み出します。青年会議所はまちに夢や希望を創造する団体であり、メンバー自身が夢や希望を持ち、仲間と関係を築き、絆を深めることで、より一層組織の結束を強めることができます。人に想いを伝えることは難しいことではありますが、メンバー同士が強い信頼で結ばれ、お互いを尊敬し助け合えるような、想いが伝わる組織にするため、邁進してまいります。

「結びに」

 コロナ禍においても私たちの運動の発信は止まることなく続いております。それは「地域をよくしていきたい!」という強い心が私たちにあるからです。その心を離さず、私たちの歩いた道の上に一つでも多くの笑顔と明るい希望を残せるよう、今できることに真剣に取り組みます。万能一心。何事にも同じ心を込めて行うからこそ、自分自身が成長し、周りの人の心も動かすことができます。吉川青年会議所メンバーの強い想いがこもった運動を発信し、次世代へ繋ぐことのできる一年にする所存です。

「活動内容」

・会員の育成と新たな会員を拡大する事業

・様々な団体と協力して地域の人々を活気付ける事業

・メンバーの絆を深める事業